いくらでもある京料理は全部京都の郷土料理

さて、京都のグルメについてより深く見ていきたいと思うのですが、どうにも少し困ってしまうのは、京都料理は非常に全国的に有名なモノが多いため、普通に紹介すると「郷土料理」の紹介のようにあまり見えなくなってしまうことでしょう。京料理という一つのジャンルを確立しているこの京都の料理は、日本の食文化それ自体の根幹に根ざしています。例えば、先ほどのページでもチラっと紹介しましたが、「肉じゃが」がその最大の一例でしょう。肉じゃがといえば、古くから「得意料理だと言っておけば男性が喜ぶ」料理のトップランカーとして、日本の家庭料理の代表のように扱われてきましたが、この肉じゃがも元をたどれば京都府は舞鶴市に発祥した郷土料理であったと言われています。そこでここではもう一つ、あえて全くメジャーではない料理について紹介したいと思います。その名も、「おこうこのじゃこ煮」です。どこで切って読めばいいのかもパっと解らないこの料理は「おこうこ」を「じゃこ」と共に煮た料理になります。「おこうこ」とは、要するにたくあんのことで、この料理に使われるのはそのなかでも得に、浸かりすぎてしまったり、色が悪くなってしまったものです。これらの多少劣化したたくあんを、ジャコと一緒に煮たのがこの料理で、無駄を極力産まないように、そんな工夫から生み出された、なんとも日本らしい料理であると言えるのではないでしょうか。こういった料理こそ、もっと全国的に知られるべきなのかもしれませんね。

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